ライフプランで人生を見通す

ライフプランは、結婚と同時に始めるのがグッドタイミングです。もちろん、独身の時に計画しても構いませんが、独身時代はその後の人生がどのように動くのか想像がつきませんよね。誰と結婚するのかによって人生は大きく変わります。

結婚をしている状態であれば、2人のその後の人生を想像し、収入もどれくらい、子供がどれくらい、両親の面倒をどの程度見るのか、といったことを想定できるようになります。この先の人生に訪れるであろう予定(ライフイベント)がはっきりとしてくるのが結婚というタイミングですから、結婚と同時にライフプランを立てるのが1番良いタイミングだと言えるのです。

 

人生の3大資金を把握する

ファイナンシャルプランナーなどのお金の専門家によれば、私たちの人生には3つの大きな費用がかかってくるそうです。教育、住宅、老後の3つです。これらの費用は非常に大きなものになりますので、あらかじめ備えて貯蓄をしていく必要があります。

もちろん子供を持つ予定がないという夫婦であれば教育資金は不要になりますが、そうなると自分たちの老後の費用は間違いなく自分たちで用意しておく必要があります。教育資金が入 不要な分、老後資金を多めに貯めるといった準備が必要になってくるでしょう。また、住宅に関してはマイホームを持つつもりがないのであればこれも大きな額をためる必要はないと思いがちですが、住む家が持ち家ではないのであれば、賃貸のお金が死ぬまでかかることになります。この部分を見据えてお金を貯めていく必要があるわけで、結局のところはある程度はお金を貯めておかなければ将来の自分の生活の質が下げざるをえなくなってしまいます。次に3大資金それぞれを見ていきましょう。

教育資金

教育資金とは、子供が小学校に入学してから高校や大学を卒業して社会人になるまでの間にかかってくるお金のことをいいます。現在では8割近い人が大学や専門学校に通っていますので、教育資金を準備するのであれば大学の授業料を計画に入れておくライフプランが必要となってきます。もちろん子供さんの人数分必要になってきますので金額的には大きな金額になってきます。
また子供さんが2人以上おられる場合に、お子さんの年齢差がどの程度離れているのかということも考慮に入れておく必要があります。というのも、例えば2歳差とか1歳差といった比較的年齢差が少ない兄弟姉妹であれば教育資金が必要な期間も最短で済みます。早く教育資金が不要になる分その後の老後に対する備え等に注力することができます。

住宅資金

いつかは我が家をと思っているのであればマイホームを購入するための準備も必要になってきます。特に重要なのがお金で、自己資金をどの程度貯めるのか、住宅ローンはどのような商品を選ぶのかといったことを考慮に入れてライフプランを作成する必要があります。もちろん住宅ローンなどの融資を受けたのであれば、その後の金利の支払いや負担具合を考慮し、繰り上げ返済をしたりいつまでに完済をするのかといったことも考えておいた方が良いでしょう。

老後資金

老後の生活資金が充分でない老後破産とか老後破綻と言った言葉がメディアを賑わせていますが、公的年金をあてにした老後の人生は少し見通しが暗くなっているようです。公的年金では賄い切れない老後の生活に必要な資金は老後資金として準備しておくのが無難です。今は年金定期便で将来自分がいくら程度の年金をもらえるのかが把握できますので、どの程度お金を用意しておくのかをあらかじめライフプランとして組み込んでおくわけです。これも計画をするのは早ければ早いほど良いですが、多くのファイナンシャルプランナーは40代になったら遅くとも老後を意識した資金作りを始めましょうと言っています。

また、自分たちの老後だけでなく親の老後も考慮に入れておく必要があるかもしれません。親に介護が必要になった場合、自宅で介護するのか介護施設に預けるのかでかかる費用は大きく異なってきます。そういった出費に備えるため、親の貯蓄額がどのくらいあるのかといったことを把握しておくのもライフプランの計画性を向上させるには重要なポイントになってきます。

結婚の時に考える事は結婚費用だけではない

20160916220604

結婚情報誌のゼクシィが行った結婚トレンドに関する調査によると、婚約をしてから結婚式を挙げ、披露宴を開き、新婚旅行に行くという一般的なイベントを行うとすると、それらの費用は460万円を超えるのだそうです。460万円という金額が多いのか少ないのかは人によって違ってくると思われますが、一般的には国産の高級車が購入できる金額ですからほとんどの人にとっては大金ということになるのではないでしょうか。

そんなに用意できない

という人も大勢いらっしゃるでしょう。しかし、実は460万がまるまる自分たちの負担になるわけではありません。披露宴をすればご祝儀がいただけますので、そのご祝儀のデータも合わせると、自分たちで負担する結婚費用は200万円~250万円程度が相場になっています。ご祝儀で200万円というのも印象は人によって違ってきますが、世間一般の相場としてはこの程度の金額になると言うことです。

また、場合によっては両親や祖父母からの援助が別途あることもありますから、そういった状況であればさらに自己負担額は少なくなってくるようです。

 

結婚に備え貯蓄しているカップルは9割

同じくゼクシーの調査によると、結婚を意識して貯金をしていたカップルは9割にも上るそうです。そして多くのアップルは、貯蓄の範囲内で結婚費用を賄うようにしており、実際に支払った結婚費用を差し引いても貯蓄にはあまりがあったと言う結果が出ています。

現代カップルの堅実な面が出ているといえますが、貯金という行為そのものに

身の丈に合った範囲内で生活をしていこう

と言う気持ちを育む効果があるという見方もできるのではないでしょうか。

もっとも、結婚式を挙げた時点で貯蓄が充分ないとすると、結婚費用そのものが捻出できないばかりか、その後の結婚生活が厳しいものになってしまいます。貯蓄は精神的な安定を支える上で非常に重要な役割を果たしていると言えるわけです。

 

結納から新婚旅行までの費用ゼクシィ調べ

結納費用 16万円
両家食事会 約6万円
婚約指輪 33万円
結婚指輪 22万円
挙式披露宴 333万円
新婚旅行 約58万円
新婚旅行土産 11万円

 

 

 

一方、結婚生活を始めるための準備にかかる費用はゼクシィの調べによると以下の通りです。

 

結婚生活準備のための費用ゼクシィ調べ

家具インテリア購入39万円

家電購入35万円

着物購入103万円

パール購入約24万円

賃貸敷金礼金22万円

引っ越し費用約6万円

 

上記の費用を含め準備費用の総額としては全国平均で約88万円との事でした。これは全国平均ですので地域による差が大きく、東海地方や関西は総じて高めです。対して東京などの首都圏での金額になるとぐっと低めになります。

 

全国88万円

首都圏75万円

東海地方96万円

関西地方約109万円

 

名古屋の結婚式が派手というのは有名な話ですから、東海地方がダントツで高いと思いがちですが、実際の調査結果によれば関西地方がトップになっているようです。首都圏との差はなんと30万円以上。かなりの差になっていると言えるでしょう。この辺は、親元にいるのか親元から離れて暮らしているのかといった要素が大きいのかもしれません。

 

このように、結婚の前後には非常にたくさんのお金がかかります。結婚式の関連費用だけで400万円、ご祝儀分を引いたとしても200万円を捻出しなければいけません。また、結婚生活の準備費用としても100万近いお金がかかってきますので合わせると300万円程度の支出となります。親御さんの援助がなければ、相当な出費になることをまずは覚悟しておく必要があるわけです。こういったことを一応のラインとして線引きしておけば、お金をどのようにして手当てをするのかの計画も立てやすくなります。これがライフプランの第一歩だとも言えるでしょう。